毎日暮らしているお家の変化には、なかなか気が付きにくいものです。

現場調査では資格を持った診断士が、お客様ご自身では気がつかないような症状や普段あまり見られない屋根までしっかりと見させていただき、診断いたします。

●外壁塗装と屋根塗装の状態

 

目地のシーリングは全体的に劣化してしまっていました。サイディングボードの際から剥がれてしまっているものは、新築時のコーキング工事でプライマーを十分に塗布していなかったり、プライマー塗布自体を省いてしまっていることが考えられます。

タイル調のサイディングの窪んだ部分には、コケが付着しています。このようにわずかなコケでも放っておくとどんどん繁殖してしまうので、早めの対処が必要です。

 

クラックや一部欠けている箇所もあり、水の侵入が心配です(;´･ω･)

外壁よりも常に過酷か環境にさらされている屋根もやはり経年とともに色あせや塗膜の劣化が見られました。

 

続いて、高圧洗浄で外壁や屋根にこびり付いた頑固な汚れやコケを洗い流します。

この洗浄の良し悪しが塗料のノリや仕上がりに影響してくるため、とても大切な工程です。

1日かけて丁寧に行いました。

 

何十本もある目地のシーリングを1本1本打ち替えていきます。

まず、目地にカッターナイフ入れて既存のシーリングを撤去します。

目地に沿ってマスキングテープを貼って養生し、プライマーを塗布します。

●新しいシーリング材の注入

 

空気が入らないよう注意しながら新しいシーリング材を少し多めに注入し、ヘラで均して仕上げます。

 

外壁塗装下塗り１回目は浸透性のワイドシーラーで、下地の強化と防水性を高めます。

下塗り２回目に微弾性のパーフェクトサーフを塗り、ひび割れしにくい強い壁を作ります。

また、優れた隠ぺい性により既存の色をきれいに隠してくれるため、色のイメージを大きく変える塗り替えにぴったりな下塗り材です。

●外壁塗装の中塗り

 

外壁塗装中塗り・上塗りは耐候性に優れたハイパーユメロックです。

レンガ調の多彩模様の1階部分は15-60Ｆ、2階部分はやさしい印象の19-90Ｃでイメージチェンジです。

●外壁塗装の上塗り

 

中塗り後にインターバル時間をしっかり置いてから上塗りを行い、艶と塗膜の耐久性をUPさせます。

屋根のふちや棟のトタン部分は、新しい塗料が密着しやすくなるようにケレン掛けをして錆止めを塗ります。

●屋根塗装下塗り

 

 

シャッターはケレン掛けをし素地と塗料との密着性を高め、薄く均一になるように吹付て仕上げます。

塗り替え前と塗り替え後で艶の違いが一目瞭然ですね！(^o^)