金属サイディングのお家です。

まず目についたのが塗膜の劣化と木部の痛み…

この通り、少し触っただけで手が真っ白になりました。

これはチョーキングと言って、塗装表面が紫外線や風雨等に晒されることにより塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク（白墨）のような粉状になって顕われる現象です。

 塗替え時期の目安として、ご自分でも簡単にチェックできます。

 

 　　　　　　　　　　

木部は塗装が完全に剥がれてしまっていますね。

素地の木がずいぶん痛んでしまっています。

　　　　　　　　　　

トタン屋根にはカビが生えてしまっています。

場所なよってサビが出てきている所もありました。

錆はそのままにしておくとに穴が開いてしまい、下地に雨が漏ってしまう事も…

 

　　　　　　　　　　

トタン屋根は洗浄しカビや汚れを落とし、ケレンをして錆止めをしっかり塗ります。

上塗りは日本ペイントのファインウレタンU100のアリゾナブラウン。

かぶりが抜群に良く肉持ちの良い塗膜が得られます。

  

 

　　　　　　　　　　

 

外壁も、洗浄してケレンし、錆止めを塗って中塗り、上塗りと仕上げていきます。

錆止めは錆を止めるだけでなく上塗り材の密着を良くする効果もあります。

 サイデングの溝の部分は刷毛で丁寧に塗っていきます。

中々時間の掛かる作業です。

 

 

 

　　　　　　　　　　 

 

見えづらくってすみません…

木部は随分塗膜が剥げていたので、古い塗膜をケレンでしっかり落としています。

木部用の下塗材は木部に対しての目止め効果があり表面を滑らかに整えてくれます。また上塗材との密着性も高めてくれます。

 

親方が上塗りを刷毛で丁寧に塗っています。

こういう細かい作業は気を使いますが、あれだけ傷んでいた木部が綺麗になると、見た目がずいぶんと変わります。

 

　　　　　　　　　　

ドアも、古い塗膜を除去し塗料の密着を良くするためケレンを行います。

サンダーによるケレンと手作業でのケレン…時間はかかりますがこれをしっかり行うのと行わないのでは後々大きな違いとなりますので、しっかりとやります!!

　　　　　　　　　　

雨戸もケレンしてから塗装します。

吹付ではなく職人が刷毛で丁寧に塗りました!

　　　　　　　　　　

軒天・漆喰壁の部分も塗ると、真新しい感じが一層でます。

 

 

完成です!

黄ばんだ感じが無くなり、新築のような印象になりました。

木部が濃い茶色で艶があり、壁の白さを引き立てています。

もちろん外観だけでなく、新しい塗膜で金属サイディングをしっかりと守っています。