屋上防水
屋上防水の費用はどこで差がつくか
屋上の防水にいくらかかるのかは、建物の持ち主にとって避けて通れない問いです。ところが、同じ広さの屋上でも金額は大きく変わります。どの工法を使うか、屋上がどのような状態かによって、必要な手間が変わってくるためです。埼玉県坂戸市の丸投げアパマンが、屋上防水の費用の見方を、相場から業者の選び方まで順にご説明いたします。

Table of Contents
屋上防水の費用に差が出る主なポイント
屋上防水の費用は、単純に「屋上の面積×㎡単価」だけで決まるものではありません。同じくらいの広さの建物でも、屋上の形状や現在の防水層の状態、採用する工法などによって費用に差が出ます。
見積もりを比較する際は、金額だけでなく「どこまで・どのような工事を行うのか」を確認することが大切です。
屋上の広さ・形状・施工範囲
屋上防水の費用を左右する基本的なポイントが、施工する面積と範囲です。屋上が広くなれば使用する材料や作業量も増えるため、全体の費用も高くなります。
また、同じ面積でも形状が複雑な屋上では、平らな床面だけでなく、立上りやドレン(排水口)、笠木まわりなど細かな部分の施工が増えるため、手間や使用する材料にも違いが出ます。
そのため、見積書を見る際は㎡単価だけで判断せず、どの部分まで施工範囲に含まれているのかを確認しましょう。
既存防水の種類と劣化状態
現在施工されている防水の種類や劣化状態も、費用に大きく関係します。
既存の防水層を活かして施工できる場合もあれば、劣化が進んでいる場合には、下地補修や既存防水層の撤去などが必要になることもあります。例えば、ひび割れや浮き、膨れなどが多く見られる屋上では、防水工事を行う前の補修に費用がかかる場合があります。
防水工事では、新しく施工する防水材だけでなく、その下にある既存防水や下地をどこまで整える必要があるかによっても金額が変わってきます。
採用する防水工法と施工方法
屋上防水には、ウレタン防水や塩ビシート防水、アスファルト防水などさまざまな工法があります。
さらに同じ種類の防水でも、施工方法によって使用する材料や工程が異なるため、費用にも差が生じます。
大切なのは、「一番安い工法」を選ぶことではなく、現在の防水層や下地の状態、屋上の形状、今後のメンテナンスなどを考慮して、建物に適した工法を選ぶことです。
見積金額に差がある場合には、単純に高い・安いだけで判断せず、どの工法で、どのような工程を行う見積もりなのかまで比較してみましょう。
防水工法によって費用はどう変わる?
屋上防水にはいくつかの工法があり、使用する材料や施工方法、工程数などによって費用が異なります。単純に価格だけを比較するのではなく、それぞれの特徴を知ったうえで、建物の状態に適した工法を選ぶことが大切です。
ウレタン防水
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層をつくる工法です。
液体のため複雑な形状にも施工しやすく、配管や設備が多い屋上、ベランダなどにも対応しやすいのが特徴です。
ウレタン防水には「密着工法」や「通気緩衝工法」などがあり、既存下地の状態によって施工方法が変わります。そのため、同じウレタン防水でも選択する工法や下地処理の内容によって費用に差が出ます。
塩ビシート防水
塩ビシート防水は、塩化ビニル製の防水シートを施工して防水層をつくる工法です。
主に「接着工法」と「機械的固定工法」があり、屋上の状態や既存防水との相性などを確認して施工方法を選択します。専用のシートや固定部材などを使用するため、材料費や施工工程が費用に影響します。一方で、広い屋上にも採用されることが多く、マンションやアパートなどの大規模修繕でも使用されている工法です。
アスファルト防水
アスファルト防水は、アスファルトを使用した防水層を形成する工法で、古くから多くの建物で採用されています。
防水層を複数重ねて施工する工法などがあり、高い防水性能が期待できる一方、施工方法によっては工程数が多くなることがあります。使用する材料や施工方法、既存防水層の撤去・処理などによっても工事費用が変わります。
既存の防水層によって選べる工法も変わる
屋上防水は、「この工法が一番安いから」という理由だけで自由に選べるわけではありません。現在どのような防水が施工されているのか、下地にどの程度の劣化があるのか、既存防水を残して施工できるのかなどによって、適した工法は変わります。
また、既存防水を撤去して新しく施工する場合と、既存防水を活かして改修する場合では、撤去費や廃材処分費などにも違いが出ます。そのため、屋上防水の見積もりを比較するときは、工法ごとの金額だけを見るのではなく、「なぜその工法が提案されているのか」まで確認することが重要です。
屋上防水の費用相場はどのくらい?

屋上防水を検討する際、まず気になるのが「どのくらい費用がかかるのか」ではないでしょうか。
屋上防水の費用は、採用する工法だけでなく、施工面積や既存防水の状態、下地補修の有無などによって大きく変わります。まずは一般的な相場を目安として把握しておきましょう。
工法別の費用相場
屋上防水の一般的な費用相場は、以下がひとつの目安です。
| 防水工法 | 1㎡あたりの費用目安 |
|---|---|
| ウレタン防水 | 約4,500~8,500円/㎡ |
| 塩ビシート防水 | 約5,500~9,500円/㎡ |
| アスファルト防水 | 約5,500~10,000円/㎡ |
例えば、100㎡の屋上だからといって、上記の㎡単価を掛けた金額がそのまま工事総額になるわけではありません。
実際の工事では、防水施工以外にも下地処理や既存防水の撤去、立上り、ドレン、改修用ドレン、廃材処分などが必要になる場合があります。
相場を見るときの注意点
インターネットなどで屋上防水の費用を調べると、「○○円/㎡」という単価が多く掲載されています。
しかし、同じ「ウレタン防水」「塩ビシート防水」と記載されていても、施工方法や使用する材料、工程、下地処理の内容まで同じとは限りません。
特に大規模修繕では施工面積も大きくなるため、㎡単価だけに注目するのではなく、その金額にどこまでの工事が含まれているのかを確認することが重要です。
相場はあくまで目安!実際の費用は現地調査で決まる
屋上防水の相場は、予算を考えるうえで参考になりますが、実際の工事費用は建物ごとに異なります。既存防水の種類や劣化状態、ひび割れ・浮き・膨れなどの有無、屋上の形状や設備の数など、さまざまな条件を確認したうえで必要な工事内容を決めていきます。そのため、より正確な費用を知るためには、現地調査を行い、現在の屋上の状態を確認してもらうことが大切です。
また、同じ屋上を調査しても、業者によって提案する工法や補修範囲が異なり、見積金額に差が出ることがあります。
同じ屋上でも見積金額が違うのはなぜ?
同じ屋上の防水工事でも、業者によって見積金額に差が出ることがあります。
「同じ面積なのに、なぜこんなに金額が違うの?」と思われるかもしれませんが、防水工事の費用は面積だけで決まるものではありません。工法や下地処理、施工範囲など、見積もりの中身を確認することが大切です。
「㎡単価」だけでは比較できない
屋上防水では「1㎡あたり○○円」という単価がよく使われますが、㎡単価だけで見積もりを比較するのは注意が必要です。
同じ防水工法でも、使用する材料や施工方法、工程数などによって金額は変わります。一見すると安い見積もりでも、必要な工程が別途費用になっている場合もあるため、単価だけでなく施工内容まで確認して比較することがポイントです。
下地処理・補修内容による違い
防水工事では、新しい防水層を施工する前の下地処理も重要です。
ひび割れや浮き、膨れなどがある場合は、状態に応じた補修を行ってから防水工事を進めます。
劣化が少なければ補修範囲も小さくなりますが、下地の傷みが進んでいれば補修箇所や工程が増え、その分費用も高くなることがあります。見積金額に差がある場合は、どの程度の下地補修を想定しているのかも確認してみましょう。
見積もりに含まれる工事範囲による違い
同じ「屋上防水工事」という見積もりでも、含まれている施工範囲が同じとは限りません。床面だけを施工するのか、立上りやドレン、笠木まわりまで含まれているのかによって、必要な材料や作業量が変わります。
見積書を比較する際は、総額だけを見るのではなく、どこからどこまでが工事範囲になっているのかを確認することが大切です。
撤去するか既存防水を活かすかでも変わる
現在の防水層をすべて撤去して新しく施工するのか、既存の防水層を活かして改修するのかによっても費用は変わります。
既存防水を撤去する場合は、撤去作業や廃材処分などの費用が必要になります。一方、既存防水の状態が良く、活かして施工できる場合は、撤去にかかる費用や工期を抑えられることがあります。
ただし、既存防水を残せるかどうかは、現在の状態や採用する工法によって異なります。そのため、見積もりを比較するときは、「なぜ撤去するのか」「なぜ既存防水を活かせるのか」といった提案の理由まで確認すると、金額の違いを判断しやすくなります。
費用だけで屋上防水の業者を選ばないことが大切
大規模修繕の屋上防水は工事金額が大きくなりやすいため、少しでも費用を抑えたいと考えるのは当然です。しかし、見積金額の安さだけで業者を選んでしまうと、必要な工程や補修が十分に含まれていない可能性もあります。金額とあわせて、工事内容や提案の根拠、保証などもしっかり確認しましょう。
安くても必要な工程が含まれているか確認する
見積金額が安い場合は、「なぜ安いのか」を確認することが大切です。
例えば、下地補修や立上り、ドレンまわりの施工などが別途費用になっていると、工事が始まってから追加費用が発生することもあります。見積書では総額だけでなく、必要な工程や施工範囲がどこまで含まれているのかを確認しましょう。
建物の状態に合った工法を提案しているか
屋上防水は、すべての建物に同じ工法が適しているわけではありません。既存防水の種類や劣化状態、屋上の形状などによって、適した防水工法や施工方法は変わります。
「この工法が安いから」という理由だけではなく、現地調査をしたうえで、なぜこの工法が適しているのかをきちんと説明してくれる業者かどうかも判断するポイントです。
保証内容や施工後の対応もチェックする
屋上防水は、工事が完了したら終わりではありません。施工後も安心して建物を維持していくためには、保証やアフターフォローについて確認しておくことも大切です。
保証期間だけでなく、どのような場合が保証の対象になるのか、施工後に不具合があった場合はどのように対応してもらえるのかまで確認しておきましょう。
大規模修繕では、「いくらで施工できるか」だけでなく、「どのような工事を行い、その後どのように対応してもらえるか」まで含めて比較することが、業者選びで失敗しないためのポイントです。
屋上防水を行うなら外壁工事と同時がおすすめ?

マンションやアパートの大規模修繕では、外壁塗装や外壁補修とあわせて屋上防水を検討するケースがあります。
必ず同じタイミングで行う必要はありませんが、屋上防水も劣化している場合には、まとめて工事を行うことでさまざまなメリットがあります。
足場や工事期間をまとめられる場合がある
外壁工事では、建物の周囲に足場を設置するのが一般的です。屋上防水の施工内容によっては足場を利用できる場合があり、別々の時期に工事を行うよりも、足場の設置や撤去にかかる費用を抑えられる可能性があります。
また、工事を同じ時期にまとめることで、入居者への案内や工事日程の調整などの負担を減らせる点もメリットです。
建物全体の劣化状況をまとめて確認できる
大規模修繕では、外壁だけでなく屋上や共用部分など、建物全体の状態を確認することが大切です。
外壁のひび割れやシーリングの劣化、屋上防水の膨れや剥がれなどをまとめて確認することで、現在必要な工事の優先順位を判断しやすくなります。「今回修繕する部分」と「次回でも問題ない部分」を整理することで、必要以上の工事を避けることにもつながります。
長期的な修繕計画を立てやすくなる
外壁と屋上防水を別々に考えるのではなく、建物全体の状態を把握することで、今後の修繕計画も立てやすくなります。
例えば、今回の大規模修繕で外壁と屋上防水を同時に施工した場合、次回の点検やメンテナンス時期も管理しやすくなります。
一方で、屋上防水の状態が良好であれば、無理に同時施工する必要はありません。
大切なのは「大規模修繕だからすべて工事する」のではなく、現在の劣化状況と今後の修繕計画を踏まえて、必要な工事を適切なタイミングで行うことです。
よくあるご質問

Q 外壁とまとめたほうがよいですか?
A 足場を設置して外壁の塗装と屋上の防水を同時に行えば、足場を組み直す費用を省くことができます。時期が近ければおすすめしております。
Q 工事にはどのくらいかかりますか?
A 外壁の傷みが軽い場合は2か月ほど、屋上の防水や配管の工事を含む全面の改修では3か月以上かかることもございます。
Q 古い建物でも対応できますか?
A 築40年のアパートの屋上の防水の工事の実績もございます。まずは現地を見せていただければと思います。
まとめ|屋上防水の費用は「単価」ではなく工事内容まで比較しよう
屋上防水の費用は、施工面積だけでなく、既存防水の状態や採用する工法、下地補修の範囲、施工する箇所などによって大きく変わります。
そのため、複数社から見積もりを取った際は、「㎡単価が安い」「総額が安い」という理由だけで判断せず、どのような工法で、どこまでの工事が含まれているのかを比較することが大切です。
また、建物によって劣化状況は異なるため、適切な工事内容を判断するには現地調査が欠かせません。
丸投げアパマンでは、マンション・アパートなどの大規模修繕をはじめ、屋上防水や外壁改修にも対応しています。
「屋上防水の見積金額が適正なのか分からない」「どの防水工法が建物に合っているの?」など、大規模修繕や防水工事について気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
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会社概要
- 屋号
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- 代表者
- 及川 正義
- 事業内容
- マンション、アパート、工場などの大規模修繕工事専門店
- 運営会社
- 株式会社マルキペイント







